プレスリリース


2026/09/24
SaaS カスタマーサクセス 調査リリース

【調査リリース】SaaSの半数以上(56.7%)がAIを部分実装。SaaSの「死」ではなく「AIとの共存・再定義」へ

差別化の鍵は「独自データ」と「AIファースト化」。カスタマーサクセスは「高度コンサル化」へシフト

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デジタルエコノミー特化のカスタマーサクセス・プロバイダーであるアディッシュ株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役 江戸 浩樹、証券コード:7093、以下アディッシュ)は、SaaSの開発・提供企業および販売代理・導入支援企業の決裁者・担当者450名を対象に、「SaaSに関する意識・実態調査」を実施しました。

近年、生成AIの急速な進化を背景に、従来型SaaSビジネスの価値や役割が変化する「SaaSの死」という言葉が業界内で注目を集めています。
このことからSaaSの現在地を把握しようと実施した本調査では、業界関係者がAIを「脅威」としてのみ捉えているのではない実態が明らかになりました。 SaaSは消滅するのではなく、「AIを取り込んで新たな形へと進化しているフェーズ」にあることが示される結果となりました。

調査概要

調査名称

SaaSに関する調査

調査方法

インターネット調査

対象者

・自社でSaaSを開発・提供している企業にお勤めの方
・他社SaaSの販売代理や導入支援をされている企業にお勤めの方

 の中から、以下に該当する方

  • 最終的な決裁権を持っている方
  • 決裁者として共同で判断する立場の方
  • 評価・選定に関与し、決裁者へ提案する立場の方
  • 情報収集や現場での実行に関与されている方

実施期間

2026年7月14日~7月14日(1日)

スクリーニング調査実施数

10,000

本調査実施数

1,090

有効回答数

450

調査結果トピックス

調査結果詳細

※四捨五入のため、合計が100%にならない場合があります

1.【認識】「SaaSの死」に対する捉え方〜 7割以上が「影響あり」と回答。一方で2割弱は「進化の機会」と肯定的に捉える~

AIによるSaaSの代替(いわゆる「SaaSの死」)という見解に対し、「部分的な脅威」(43.6%)が最多となり、「重大な脅威」(29.6%)とあわせると、7割以上(73.2%)が何らかの影響を自覚していることがわかりました。

一方、「自社の事業を成長させる機会」と前向きに捉える回答も16.2%存在します。
「影響なし」はわずか5.1%にとどまりました。

今回の調査では、「影響なし」が数%であることから、多くの企業がAIによるSaaSビジネスへの影響を直視している結果となりました。

 

2. 【対応状況】 AIの台頭に対するアクション状況 ~約8割が対応している~

AIの台頭に対する対応状況については、「部分的な対応」(48.9%)、「根本的な転換」(30.2%)となり、 両者を合わせると約8割(79.1%)が、何らかの対応に着手していることがわかりました。
一方で、「議論・検討中」は10.9%、「静観・様子見」にいたっては、4.4%とごく少数です。

このことからも、AI時代の到来で市場の変化に適応することは、対応するかどうかではなく、もはや「前提」となっていることが読み取れます。

 

3. 【現在のAI実装・対応状況】「AI SaaS」化の実装、対応状況 〜56.7%がSaaSにAIを「部分実装」。高度な「自律型」も4割に到達~

※複数回答設問

開発・提供(または支援)するSaaSにおけるAI化の状況としては、人間の業務をサポートする「支援型AI SaaS」(※)が56.7%と、半数を超えました。さらに、AIが自律的に業務を完遂する「自律型AI SaaS」(※1)も41.3%に達しています。

複数回答である本設問の結果から、半数以上の企業が既存機能への「AI導入(支援型)」と、「自律型(AIエージェント)」の開発済みであることがわかりました。
「開発・テスト中」の企業も30.9%となり、今後も「AI SaaS」が広がっていくことが予想されます。

補足
(※)人間の業務をサポートするAI機能が部分的に追加されているSaaSのこと
(※1)AIが自律的に業務を完遂・遂行するレベルで実装されている、AIエージェント/BPaaS化のこと

 

4. 【今後の提供形式】AI時代にSaaSが生き残るために、今後シフトしていくべき「提供形式」 ~人間を支援する「AIアシスタント型」と、AIが完遂する「BPaaS型」の二極化か~


AI時代にSaaSが生き残るためにシフトすべき「提供形式」としては、人間を主役とし既存サービスにAIを組み込む「AIアシスタント型」(28.4%)がトップになりました。次に、「AIのためのインフラ化」(23.1%)、AIが主役となり自律的に業務を代行・完遂する「AIによる業務代行(BPaaS型)」(22.9%)と続いています。

前設問(3)では、現状半数ほどが「支援型」や「自律型」のAIを実装済みという実態が明らかになりました。
現状のAI実装にとどまらず、将来の提供形式としては、「外部AI連携」(11.3%)なども選択肢に含まれる結果となりました。

 

5.【差別化】AIによる環境変化に対する「打開策(差別化要因)」 ~独自データの利活用と、ゼロベースのプロダクト再構築が差別化の鍵~

※最大3つまで

事業上の差別化を図る打開策としては、業界特化や、顧客データの蓄積などによる「独自データの囲い込み」(44.7%)が最多となりました。

次に、AIを前提としてUI/UXを極限まで削ぎ落とす「AIファースト化」(40.7%)や、ハルシネーション対策を徹底する「信頼性とガバナンスの追求」(33.6%)が続いています。

機能(AI)の追加とともに、汎用AIにはアクセスできない、自社しか持ち得ない独自データの蓄積と活用が、差別化につながることが示されています。いかに自社のアセットとAIを融合させ、SaaSを信頼性の高い独自の付加価値に昇華できるかが、環境変化を乗り越える打開策となりそうです。

 

※オーケストレーション
複数のシステムやアプロケーション、自動化された作業を一本にまとめ、正しい順番で自動的に実行・管理する仕組みのこと

6. 【カスタマーサクセス】カスタマーサクセスの役割変化 ~カスタマーサクセスはツール活用支援から、経営・業務課題解決の「高度コンサル」へ~

AI化に伴うカスタマーサクセスのあり方については、「高度なコンサル化」が31.8%と、最多となりました。次に「AI自動化による人員縮小」(27.8%)、「人間ならではの伴走・感情価値の向上」(22.0%)と続きます。

AIによる定型業務の自動化や効率化が進む一方で、1位の「高度なコンサル化」と3位の「伴走・感情価値向上」をあわせると、「人」による関与は半数以上(53.8%)の割合を占めます。

SaaSを活用するのは人であり、課題解決に伴走する「人の介在価値」は、より高まっていくと見られます。

 

総括

今回の調査から、AIの台頭に伴う「SaaSの死」という見解に対し、脅威や影響を感じつつも、SaaSが「消滅」ではなく「AIとの共存による進化のフェーズ」と捉え、対応を進めている実態が伺えます。

今後、AI時代において独自の価値を創出していくためには、以下の3点がポイントになると見込まれます。

  1. 独自データの蓄積・活用
  2. AIを前提としたサービスの再構築
  3. 人の介在価値の高度化(カスタマーサクセスのコンサル化)

テクノロジー(AI)と人(データ活用・伴走力)の双方を駆使していくことが、AI時代の市場を生き残るうえで重要になってくると推測されます。

 

アディッシュ株式会社 概要

設立
2014年10月1日(東証グロースコード:7093)
代表者
代表取締役 江戸 浩樹
本社所在地
東京都品川区西五反田1-21-8 ヒューリック五反田山手通ビル6階
URL
https://www.adish.co.jp
事業内容
▪カスタマーサクセス/カスタマーサポートの設計コンサルティング・運用サービス・常駐サービス
▪誹謗中傷および炎上対策
▪学校向けネットいじめ対策
本件に関するお問い合わせ

【報道関係者お問い合わせ先】

コーポレートコミュニケーション 白髭
Tel:03-5759-0334(代表) Mail:info@adish.co.jp お問い合わせフォーム

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